ニセコ情報
ニセコのスキー場について
スキー場の名前としてニセコと一口に言いますが。
ニセコとは、ニセコアンヌプリ(標高1,308mの火山)の斜面に広がる4つのスキー場の総称(ニセコユナイテッド)のことです。因みに“ヌプリ”はアイヌ語で山を意味します。富士山に似ていることから蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山(標高1,893m)の雄大な景色を楽しめる一大スキーリゾートとしても有名です。
ニセコ町や倶知安からニセコアンヌプリを眺めた時に、左から右に以下の順で4つのスキー場が配置されています。各スキー場の一番上まで行くと全部のスキー場がつながっていますので、自由に行き来できますが、強風でリフトが運行見合わせになることもしばしばですから気を付けましょう。
また、リフト券は全山共通券が必要です。
- ニセコアンヌプリ国際スキー場
- ニセコビレッジ
- ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ
- ニセコHANAZONOリゾート
パウダースノー
パウダースノーを求めるスキーヤーやボーダーに絶大な人気を誇るニセコ。
圧雪されたコースを時には外れて新雪を楽しむのがニセコ流。
本格的に新雪を楽しみたい方は、ゲレンデの外に出てオフピステを滑走することもできます。
ゲレンデのエリアとその外のエリアの境界にはロープが張ってあり、ゲートと呼ばれる出入口(全山で11か所)からのみゲレンデ外に出ることができます、但し、自己責任です。雪崩等の危険が有る場合、ゲートは閉じられます。
皆さんは「ニセコルール(参考URL:北海道ニセコ町サイト・ニセコルールについて)」をご存じでしょうか?
かつてニセコは、国内で最も雪崩による死亡事故の多い山でした。しかし、新雪滑走の自由を尊重する方針の下、安全を確保する為のルールが策定されています。このルールをしっかり守りましょう。
2020/21シーズンから、ゲートを出る時は雪崩ビーコンとヘルメットの装着が強く推奨(最低限必要)されています。
1)ニセコアンヌプリ国際スキー場
アンヌプリは、一口に言うと、初級・中級者やファミリー向けのスキー場です。
特にジャンボ第1クワッドリフトを利用するファミリーコースは緩やかで幅も広く、安心して滑れます。
疲れた時や寒さをしのぎたい時は、パラダイスヒュッテで温かい飲み物をどうぞ。
足前に自信の有る方は、上から順にG2、G1、G8、G7の4つのゲートからオフピステ滑走が楽しめます。
G7は、後半左側のルートを辿ると、バックカントリー気分を味わえるゆったりとした斜面が有り、ゴンドラ乗り場に出られます(穴場です)。
2)ニセコビレッジ
一番下のエリアは初級者向きですが、それより上部は、中・上級者向きのコースが多く、上から下までノンストップで足前を磨くのもいいでしょう。
ゴンドラは終点の近くで強風にさらされ易く、運転見合わせや減速運転になりがちです。ゲートはG11、斜面上部のゴンドラ沿いが広くてお勧めです。
3)ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ
ヒラフは、ニセコで一番人気のエリア。
コースも多彩で、特に中・上級者の満足度は高いです。
ホテルやレストラン、ショップなどが他のエリアに比べ断トツ多く、スキー場の混雑さも一番です。
ゲートはこれも一番人気のG3。最上部のキング第4リフト(何とシングルリフト)の終点に有るこのゲートを出て、ニセコアンヌプリの頂上まで20~30分のハイクアップ。板を担いでツボ足で登る人が殆どです。
頂上からアンヌプリの大斜面を滑走する醍醐味はニセコならでは。天気と雪のコンデションがいい日は、頂上まで人の列が絶えないことも。
ハイクアップをしたくない方はG4から。ランチにお勧めのレストランは望洋荘。ゲレンデの中に有るロッジでもあり、周りが高級リゾート化する中で、昔ながらの山小屋の雰囲気を残し、価格もリーズナブル。ランチの時間帯のピークを避けた方がいいです。
4)ニセコHANAZONOリゾート
花園(今はHANAZONOに統一)のコースは、リフトが縦に3本繋がっている比較的シンプルなゲレンデですが、6人乗りの豪華なリフトやゴンドラの新設が進行中で、更には、休業中の隣のワイススキー場とゴンドラで繋ぐ工事も始まり、話題性の高いスキー場です。
5つ星パークハイアットの開業などにより、高級リゾート感も高まっています。
ランチは、2019年オープンのHANAZONO EDGE (エッジ)と以前から有るHANAZONO308。値段は高目で、中に入ると、ここは日本ではないと錯覚する程の雰囲気です。
<温泉>
スキー以外にもニセコの魅力は沢山有りますが、一押しはやはり温泉!
羊蹄山やニセコアンヌプリから西側に広がるニセコ連峰は火山群を形成しています。
多数の源泉かけ流し温泉に恵まれているのも納得です。アフタースキーの温泉巡り、最高です! ロッジのスタッフも毎日行ってます。
お勧めは(色々有って悩ましいですが)、雪秩父、幽泉閣、足を延ばして五色温泉、といったところでしょうか。